【解説してみた】第8回日本ビール検定3級を受験してきました。⑧
長々と続けてきたこのシリーズも残り30問になりました。いるかどうか分からないけど、読んでくれる方には来年以降に開催されるであろうビール検定への一助にしてもらいたい。
前回はこちら。
71問目から80問目までの解説になります。
071 1949(昭和24年)、過度経済力集中排除法に基づき、大日本麦酒は2社に分割されたが、その2社の組み合わせとして正しいものを次の選択肢より選べ。
072 英語の「倒れる、ころぶ」を語源とするグラスの名称を、次の選択肢より選べ。
- ゴブレット
- マグ
- タンブラー
- パイント
3.タンブラー 公式テキストの160ページに一般的なグラスについて解説されている。 ゴブレットは「聖杯」の事。マグは「蓋なし、取っ手付きのコップ」という意味。パイントは単位で473ml(アメリカ基準)。解答・解説
073 大麦を麦芽にする目的は、大麦中のでんぷんや蛋白質を分解するための物質を生成させることにある。その物質とは何か、次の選択肢より選べ。
1.酵素 ビール製造における基本的な問題。これを間違えてはいけない。 だが試験後半になって焦っていると、選択肢1・2の漢字を見間違えてしまうのではないか?ある意味ひっかけ問題と言える(笑)解答・解説
074 キリン一番搾りの「一番搾り」とは何を指すか、正しいものを次の選択肢より選べ。
2.仕込工程でもろみを濾過し最初に流れ出た麦汁のこと テレビCMなどでも頻繁に見かける「一番搾り」のフレーズ。果たして絞るという「行為」を指すのか、絞り出た「物質」を指すのか、という問題。 「絞る」という言葉の意味からも正答は2が導き出せると思う。解答・解説
075 1977年に『The World Guide to Beer』を出版しベルギービールを世界に紹介した人物を次の選択肢より選べ。
- フリッツ・メイタグ
- ジム・クック
- ピエール・セリス
- マイケル・ジャクソン
名前のインパクトがあるので、一度覚えたら忘れられないだろう。勿論あのキング・オブ・ポップの事ではない! 1はアンカー・ブルーイング・カンパニーの経営者、2はボストン・ビールの経営者。3はベルジャンホワイトを復活させた(ピルスナー人気の影響で製造が止まっていた)人物。解答・解説
076 ビアスタイルの「IPA」とは何の略か、次の選択肢より選べ。
077~078 ビールと料理のペアリングについて次の問いに答えよ。
[077] フィッシュアンドチップスとのペアリングが最適なビールと言われるのは何か、次の選択肢より選べ。
[078] ペアリングと同様、あるいは、より絶妙な組み合わせという意味で使われる言葉を、次の選択肢より選べ。
079 ラガービールの「ラガー」はドイツ語の「Lagern」を語源とするがどのような意味があるのか、適切なものを次の選択肢より選べ。
- 熱処理
- 濾過
- 貯蔵
- ラグビー選手
080 中世ヨーロッパでは、ワインは「キリストの血」とされていたが、ビールは何とされていたか、次の選択肢より選べ。
- キリストの汗
- 液体のパン
- キリストの涙
- 天使の輪
お疲れさまでした。続きは次回の講釈で。